2011/03/12/210
今、女性が超元気
森ガール、山ガール、釣りガール、ＯＪＩガール、寺ガール、暦女、美魔女、韓流スター追っ駆け隊、援交、おっと、これはちょっとヤバイ。ちょっとどころではない。全然ヤバイ。年令を問わず、今女性がバカに元気だ。思わず目を覆いたくなるほど、元気な時もある。
それに比べて、男性は気の毒なほど元気がない。沈んでいる。
特に若い男性の中に、内向きで自信なさそうな人が、多く見られるのは何故なのか？
元気の良い女性を横目で見ながら、自分を女性に産んでくれなかった親を恨んでいる男性が、巷に溢れている感さえある。 恨むべきは己の無気力で、親には何ら落ち度はないと言うのに。
親に落ち度があったとすれば、あらゆる悩みの根源は、結婚にあると言う事に疑問を持たずに結婚した事だ。不覚と言えば不覚だが、結果オーライの不覚もあるから、あまり責められない。
いずれにしても、親を恨む事しか出来ない覇気の無い男性にしてみれば、元気の良い女性が、救いの手を差し伸べてくれる事を、指をくわえて待っていることしか出来ないのだ。なんとも、情けない話だが、それが今の日本の現実だと思うと、このまま平和が続いて欲しいと願うばかりだ。
いくらなんでも、女性に国防は無理だと思うからだ。元気があるからと言って、戦場で滅多矢鱈と、包丁とシャモジを振り回している訳には行かないのだ。
男性が、人間の生とか死とか尊厳とかに、悩みながらも鉄砲を撃っている傍で、そんな事をされたら困るのだ。
そもそも、女性に悩みなんてあるのか？ 支障があるといけないから、元気のある一部の女性と言い換えよう。もっと端的に言えば、オバタリアンだ。
「うちの犬が主人にばかり懐いて、私には懐かないので悩んじゃうわよ」
良く言うじゃないか。犬が懐かないのは、ご主人が懐かないのと同じ理由ではないのか？
年がら年中、ガミガミ叱って己の力を誇示していれば、犬だって、恐れをなすに決まっている。懐かないのは当たり前じゃないのか？
「娘がニンジンを食べないので、病気になったらどうしようかと悩んでいるのよ」
娘がニンジンを食べないからと言うだけで、そんなに悩むことなのか？ 食べなければ与えなければ良いじゃないか。ニンジンを食べないからと言って、ガンになるとでも思っているのか？
もしも、ホントにそう思っているなら絶望的だ。
「以前は穿けたスラックスが、最近、穿くのに苦労するので、悩んでしまうわ」
スラックスが穿けなくなったのは、旦那が出勤すると、テレビのリモコン握ってソファに寝転び、ジャパネットたかたのダイエット器具に羨望の眼差しを投げつつ、隠して置いたビッグマックを、毎日二つもパクついているからではないのか？
「近頃、顔にシミが増えて、化粧がのらなくて本当に悩んじゃうわ」
シミが増えたのは自然の摂理よ。悩む事なんかないじゃないか。そんな事で悩むなんて、神への冒涜だ。しっかり反省して貰いたい。第一、百円化粧品で、天の川のような無数のシミを隠そうとするなんて、虫が良過ぎると言うもんだ。
「主人の携帯に、女性から変なメールが入ってるのを見ちゃったので、悩んでいるの」
メールを見たからって、悩むほど旦那を愛しているのか？ ホントに愛しているなら、旦那を問い詰めれば良いじゃないか。それをしないで悩むなんて、タダの嫉妬じゃないのか？
まあ、大体こんな悩みが多いと思うのだが、そんなの悩みのうちに入るか？ 悩みと言うからには、どうにも解決出来ない問題を抱え、心の葛藤や焦りを覚え、一人悶々と苦しむのが悩みではないのか？
悩みの安売りは、ほどほどにして欲しい。
オバタリアンが元気なのは、加齢による羞恥心低下が主な原因だが、若い女性にも、同じような現象が見られるのはどうした訳だ？ 羞恥心低下ならまだ救いはあるが、喪失となれば、もはや手遅れだ。
道路でも何処でもペタンと座っていたら、人の股ぐら通して、世の中を見るしかないじゃないか。 いくらなんでも、羞恥心がなさ過ぎる。これは元気じゃなくて退廃だ。
山ガールや森ガールなら、大いに結構だ。但し、山や森で、か弱き草食男子を、かどわかさないと言う条件付だ。静かに山歩きを楽しんでいる草食男子の前では、どうか淑女であって欲しい。これは切なるお願いだ。間違っても、彼等をヘッドロックで絞めて連れ去るような、荒々しい事はしないで欲しい。
そんな事をしたら、恐ろしくて日本から男子が逃げ出してしまう。
婚活に支障が出て、困るのは君達山ガールや森ガールだ。一生独身で暮らすことになるではないか。それでも良いと言うなら、それはもう元気を通り越して、自爆という破壊活動だ。
そんな事は、中東のどっかの国でやってくれ。 これほどまでに女性が元気だと、女性恐怖症に陥る男性が増えても仕方ないだろう。
一部には、か弱き男子をペットのように愛玩するやり手の女性もいるから、運さえ良ければ髪結いの亭主になれる男性もいるけれど、絶対服従の条件付きだ。
これは結婚とは言わず、ご主人様と召使の関係だ。
不思議な事に、こういう関係に憧れている男性も多く、彼らは妻が外で働いている時は、割烹着まがいの服装で、せっせと夕飯の仕度に余念がない。妻が帰れば、
「お帰りなさい、ご主人様！夕食の支度が出来てます」と言うかどうかは未確認だが、妻から強制されれば言っているに違いない。それが絶対服従の掟というものだ。
一昔前なら、上司のセクハラに悩まされた女性が、今は、女性がパワハラで上司を訴える時代なのだ。そのせいか、自分より遥か年下の若い男性と結婚する女性が、なんと多い事か。それとも、需要と供給がドンピシャ同じだと言うのか？
元気の良い女性が増えれば増えるだけ、元気のない男性も増えると言う訳か？
いずれにしても、稼ぎのある元気の良い肉食女子が、稼ぎのない羊のように大人しい草食男子を捕まえる図式に変わりはない。捕まった男性は、それでも心のうちでは、落ちつく所に落ちついたと安堵しているのだ。
結婚しても、出会い系サイトなどで、人生を謳歌するコツを心得ている女性も多く、従順な旦那様は、蚊帳の外に置かれるのだ。知らぬは亭主ばかりなり。
情事、趣味、スポーツ、買い物、食事、旅行、サークル活動など、すべてで男性を凌駕しているのだから、たまに、世界で活躍しているサッカーや野球の選手が、手柄を立てたからと言って、経済効果に及ぼす影響は、女性の足元にも及ばない。
だから、沈滞した今の日本を元気にするのは、男性ではなく、やはり女性だという事は明らかである。
超元気な女性政治家の出現で、日本の財政赤字を解消出来れば、この上ない喜びだ。
これ、ホントの気持ち。保身に明け暮れ、四方八方気を配るだけで、重箱の隅をつついて他人の足を引っ張る事しか出来ない男性の政治家よりか、オバタリアン的発想で、目の前の難題を、ガガガガーと片付けてくれる元気な女性政治家が、沢山出て来て欲しいものだ。
くだらん事に悩まず、目先の事を処理する能力は女性に軍配があがる。
そこらあたりを、有権者はとくと再認識すべきだろう。
（完）
脱稿日： 2011/03/11.291
